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小泉・河野両氏引退に思う
10/31、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ氏が来日しました。
11/6には、東京でも講演をされるようですが、日本滞在期間中のダライ・ラマ氏の発言に注目が集まりそうです。

さて、以下、10/29掲載のビューポイントより転記致します。
総選挙の時期は少々ずれ込むようですが、ぺマ先生のご意見に大いに納得です。

小泉・河野両氏引退に思う

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桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ


日本を弱め混乱を招来

総選挙で真剣な一票投じよ
 

---前略---

 しかし、辞めていただいて国のために良かったと思われる方々もおられる。例えば河野洋平衆議院議長、小泉純一郎元総理のように公私混同し、国の政治をめちゃくちゃにし、無責任極まる行動でスタンドプレイばかりしたような方は遅過ぎたかも知れないが、去ることで、せめてもの国家への貢献になると個人的には思っている。

 河野洋平代議士は最後の衆議院議長としての職務にまで個人的な心情を持ち込み、八月十五日の戦没者追悼式典において靖国神社の在り方に言及した。これは私からすると公的地位の濫用であり、ゲリラ的行為であり、議長として議会の何らかの手続きを踏まえているものではなかった。河野氏は村山内閣当時の外務大臣としても、村山談話とともに日本の政治を混乱させるような発言を繰り返してきた。「アジアの近隣諸国との友好」というのが口癖のようであったが、その近隣諸国との対等な関係ができない原因を作っているのは彼の発言にあったように思い、今回政界の第一線から退くことは誠に歓迎すべきことであると私は喜んでいる。

 もう一人小泉元首相に対しては、私は長い間期待をし、注目してきたが、残念ながら自民党を破壊したのみならず、明治維新以来日本の多くの人々が試行錯誤して作り上げてきた様々なシステムを全て破壊してしまったように思う。そして中国や北朝鮮に対しても勇ましいことを言い、挑発的な姿勢を示した割には何一つ毅然とした態度をとれず、結果的には一つの問題を解決するどころか多くの問題を生み出し、そして格好良く投げ出したように見える。

 一部の人たちは小泉純一郎氏は国民の政治への関心を高めたという評価をしているようだが、私は確かに政治をワイドショー化した事実は認めても、国民の健全な政治に対する理解を増すことに特記すべき貢献はしていないように感じる。むしろ郵政問題などを口実に、日本にとって将来有望かつ必要な人材をつぶしてしまった罪の方が大きいように思う。

 私個人的には、本来であればこの二十年間政界を混乱させてきた小沢一郎代議士もこの際、身を退いてくれた方が新たな日本の出発のために建設的な貢献ができるのではないかと思う。いずれにしても選挙が間近になっている上、今度の選挙で日本をもう一度バイタリティーに富んだ、世界が無視できないような国に再建するため、何々党ということよりも政治家一人一人の過去の言動を参考にし、現在の主張を分析し、将来どれだけ貢献し得る実行力と能力を持ち合わせているかを真剣に考えて一票を投じることが不可欠である。
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